もしもの遭難は考えてお湯を沸かず道具は必要です!
でも、夏山よりも冬山の方がザックが重いです。
だから軽量化を考え、辿り着いたのが、OD缶は持たず固形燃料を持つことです。
今までの装備を見直す
夏山よりも冬山の方が体力も使うし、軽量化したい。
でも、遭難した時や万が一を考えての対策はしないと怖いので、
装備は減らさず、コンパクトにする努力をしています。
まずは、私が考えたお湯を沸かす道具の軽量化です。
今まではスノーピークのチタントレック900に
寒冷地OD缶とギガパワーストーブを入れて持ち歩いていましたが、
重いし、大きさもあると感じ始めました。
冬山にお湯は必須だと思う理由
お湯を沸かす道具は、夏山でも、もちろん持っていく通年の装備ですが、お湯は冬山の方が重宝すると思っています。
私の考えとして、
・寒い時に温かい飲み物は、無敵。身体を温めてくれます。
・遭難時、万が一の時には身体を冷やさないようにしたい
・万が一の時に役立つかもしれない(凍った等)
・念の為、いつでも火を起こせる準備として持っておきたい
お湯を沸かすセットの軽量化
そしてこちらが、考えた末にできた
手のひらサイズの「お湯を沸かすセット」
*「お湯を沸かすセット」の中身*
・マグカップ(450ml)
・Esbit(エスビット)のポケットストーブ
・マッチ
・100均のシリコンの蓋
・粉末ドリンク
・おやつ兼、非常食(チキンラーメン)
・箸
・ゴミ袋
沸かすセットの中身
ひとつずつに紹介をしていくと….
まずは
・Esbitポケットストーブと450mlマグカップ
この2つの相性が抜群です。
マグカップに水を入れて、ポケットストーブの固形燃料でお湯が作れます。
ガスではなく固形燃料を使う理由としては、
・ガスよりも固形燃料の方がコンパクトで、軽い
・気温が低いと火力が弱まる可能性がある(寒冷地用OD缶を買う手間を省く)
・気温が低くても固形燃料の数で火力を強められる
・固形燃料を燃やせば、万が一の時に火起こしの着火剤として利用できる可能性がある(かも?冬山の火起こし未経験です^^;)
マッチ
予備としていつもポケットストーブの袋の中に入っています。
必ず一緒に入れているので使い勝手が良く、使用機会が多いですが、
別途で山装備の中にはSOTOのスライドガストーチを常に入れるようにしています。
シリコンの蓋
ダイソーで買いました。
すぐに飲んでしまうので使う機会は少ないですが、温かい飲み物が冷めるのを防ぐ為にいいなと思って買いました。ペラペラの薄いシリコンなので邪魔にならないですが、、、きっといつか無くすと思っています^^;
粉末ドリンク
休憩時に飲みます。私の山に登る理由の半分は山カフェなので必需品です^^
また遭難時には、ホットドリンクを飲むことで心を落ち着かせられたらいいな…と思いながら入れています。
おやつ兼、非常食
チキンラーメンにこだわりはありません。
家にあったのがたまたまチキンラーメンだったので写真に入ってます。
春雨スープ、粉末スープ、お汁粉、普通におやつ等
小さくて持ち運びに困らないものならなんでも良いと思っています。
おすすめ等あったら教えて欲しいです。
箸とゴミ袋
箸はこの山行ではチキンラーメンがおやつだったので、入っています。
ダイソーの取り外せる箸です。
ゴミ袋は持っていくのを忘れてしまう事や、ザックのどこに入れたのかわからなくなってしまうのを防ぐために一緒に入れています。
これらをマグカップの中に入れると、、、
こうなりました。
手のひらサイズの「お湯を沸かすセット」の出来上がりです。
「ひとつにまとめること」
こだわりポイントは、
メッシュ袋を開くだけで、
お湯が沸かせて、
ホットドリンクが飲めて、
おやつが食べられる
という点です^^
色々な所に道具を収納して入れると、ザックの中で道具が迷子になっていてスムーズに出来ない、そんな経験をよくしていました。
その間に、寒くて凍えたり、手が冷たくなってしまったり、デメリットばかりです…
そこで、「ひとつにまとめること」の大切さに気づいたので、こんなセットを作ってみると雪山でスマートに休憩をすることが出来るようになりました^^
冬山登山装備の手助けになれれば幸いです。
2022.01.12 fukurou
コメント
[…] […]
[…] 冬山登山時には、450カップをお湯沸かしセットとして使用する為、あまりペアでは持ち歩きません。https://owl76.blog/%e9%9b%aa%e5%b1%b1%e8%a3%85%e5%82%99%e3%80%81%e8%bb%bd%e9%87%8f%e5%8c%96%ef%bc%81…しかし、夏山は450カップ+山専ボトルのペアで持ち歩くことがあります。 […]